新型コロナウイルスに感染拡大に伴い、海外挙式は大きく影響を受けています。
渡航制限や行動制限が課され、ビザの発給条件も変更になっている国・地域が多いです。
海外挙式を検討する際は、十分に注意が必要です。
>>> 外務省「海外安全ホームページ」新型コロナウイルス関連情報
- 一生に一回のことだから
- 夢だったから
- 親孝行のため
いろんな理由があると思います。私も、結婚式をやろう!となったときに、結婚式をやる理由を考えました。私たちは親族だけで海外挙式を選んだのですが、選んだ経緯と挙式会場の選び方をご紹介します。
- 結婚式をあげようか迷ってる
- リゾートウエディングに興味がある
- どうやって結婚式場を選べばいいかわからない
このような方に参考になれば幸いです。
そもそも、結婚式をやる理由?
結婚式をやる意味……というか、目的を最初に確認したいと思います。私たちはかなり偏った思考なので、共感できない方も多いと思います。共感できない方には、以下の内容は全く参考にならないと思います。ごめんなさい。
「結婚式」はやりたかった
「結婚式」はイイものだな、と思っていたので、式はどんな形であれやりたかったです。私の妹が昨年、いわゆるオーソドックスな結婚式(国内で挙式・披露宴)を行っていて、両親・親族ともにとても喜んでいたことと、写真などで思い出として残せたので、いいもんだな、と感じました。
特に、夫は一人っ子なので、今回私たちが結婚式をやらないと、夫の両親は結婚式に親として参加できないので、それは寂しいな……と、結婚式はやる方向で考えていました。

結婚式イメージ
でも、一般的な「結婚式」はやりたくなかった
いきなり矛盾していますが、結婚式はやりたいクセに、一般的な結婚式はやりたくありませんでした。
- 挙式と披露宴、二次会をやる
- 長時間拘束される
- ご祝儀は3万円~
- 会社関係の方や、自分とはあまり繋がりのない方の話や余興観戦
こんな結婚式にたくさん出て、どの結婚式も同じだなーーーー。と、一人心のなかでつぶやいていたことは誰にも言えません。
Twitterを読んでいると、意外と結婚式苦手な人もいることがわかり、勝手に仲間意識を感じています(笑)
自分が見せ物みたいにされるの昔から好きじゃない
だから結婚式も嫌だったなぁ— 兎起(うき) (@i_am_nekoneko) 2017年8月18日
挙げたい人は挙げたらええねん。
「女性はみんな結婚式を挙げたがってる」みたいな変な先入観あるのが嫌なだけ
— (v ・x・)春原すのこ (@sunozou1) 2017年8月14日
友達じゃない知人の結婚式に呼ばれる事って、あるの?聞いたことないや。出たくないほどの知人なら、出なくて冷たいと思われても良いのでは?その辺り女性は色々あるということか…
同じ服着ていけない、てのもまわりの目を気にしすぎだよね。— まろちゃん (@Kazumaro531) 2017年5月24日
形式的な結婚式は、私が参加したくなかったので、自分の結婚式でもやるつもりはありませんでした。
両家で楽しい思い出を作りたい
私たちが行き着いた結婚式をやる理由は、「両家の思い出作り」でした。両家で一緒に旅行する機会なんて一生のうち一度あるかどうか、それを、自分たちの結婚式も兼ねて実現できるなら、ぜひ、やりたいな!と思いました。
時間とお金の兼ね合いでグアムを選択
早々にテーマが決まったものの、次なる検討事項は開催場所。「ビーチ行きたい!」なんて声が聞こえてきたので、沖縄・グアム・ハワイ・バリ・プーケットなど、リゾートウエディングに絞って探していきました。
- 家族旅行がメインの結婚式
私たちは家族旅行をメインに考えていたので、参加者のみなさんのご都合も聞いてみると、意外と忙しいメンバーも……。
金曜日は有給使って、土日で帰ってこれる場所がいいなぁ、という意見もあり、できるだけ近くのリゾート地として、「グアム」「バリ」「プーケット」「サイパン」「沖縄」が候補地にあがり、せっかくなら行ったことがない場所で海外旅行がいいね(両親はあまり海外に行った経験がない)とまとまり、グアムを開催地として選びました。
グアム挙式のメリット
近い
何と言っても近いです。日本から片道3時間ちょっとで行くことができます。
お仕事が忙しい社会人の参加者がいても、金曜日だけ休めば土日で結婚式・観光まで楽しむことができます。私たちも0歳児がいたり、喘息の持病がある参加者がいたので、長時間の飛行機での移動は負担が大きいかな、と、移動時間は重視して選びました。
旅費が安い
グアムの場合、2泊3日で結婚式・観光を行うことができます。ハワイの場合は、3泊5日が最低日数。航空券・ホテル代金もかなり差が出ます。
航空券やホテルは行く時期によって価格は全然変わりますが、滞在日数がグアムの方が短いので、ハワイと比べるとグアムの方が旅行費用は抑えられます。
小さな挙式会場が多い
リゾート挙式で使われる会場は比較的小規模の会場が多いようです。10名、20名程度の会場なので親族だけの少人数の結婚式も問題なし。全体的に海が見える開放感がある会場が多く、装花のオプションをしなくても写真映えする会場が多かったです。
リニューアル特別プランがあることも
グアム挙式に限らず、リゾート婚でお得な結婚式をあげるならリニューアル会場がおすすめです。築年数が10年、15年建ってくるとどうしても建物の傷みが目立ちます。結婚式は晴れ舞台なのであまり損傷が激しい建物は適しません。このため、定期的に大規模修繕工事を行っているそうです。
大規模修繕後の会場はキャンペーン価格で案内されていることがあります。
リニューアル後に挙式をしたカップルが少なく、プランニング会社側の写真素材が少なかったり宣伝の意味も込めてキャンペーン価格で案内し、口コミ・写真を集めることがあるようです。
日本人観光客も多く日本語サポートも比較的豊富
グアムやハワイなど、日本人観光客が多い場所は日本人スタッフも多いです。ホテルや挙式会場に日本人スタッフがいるとやっぱり安心。英語が苦手な両親や、小さな子どもの急な対応が必要なときに、日本語でコミュニケーションが取れる安心感は大きいです。
グアム挙式のデメリット
アクティビティーは基本的に「海」
アクティビティーは基本的に「海」にまつわるものです。ビーチリゾートなのであたりまえですが……。海が苦手な方は避けましょう(笑)コンパクトな島なので、長期間滞在して楽しむ場所とはいい難いかもしれません。
たくさんの観光地を回って旅行メインに楽しみたい方は、ヨーロッパなどの観光地の方が多くの選択肢を持てて充実した時間になるでしょう。
雨季と乾季がある
グアムは雨季と乾季があります。一年中、夏のような暑い気候ですが、雨季のピーク7月~8月頃はジメジメ暑い日が続き、スコールのような一時的に激しい雨が降ります。雨が降ってしまうとせっかくの写真が台無し。ビーチ撮影のオプションをつけていても撮影できないケースもあります。
結婚式の日程を柔軟に検討できる方は、乾季に開催することをおすすめします。
雨季:6月~10月
乾季:11月~5月
チャペルの数はハワイの方が多い
チャペルの数はハワイの方が多く、デザインが素敵なチャペル、大人数も収容できるチャペルはハワイの方が見つかりやすいでしょう。グアムの結婚式は、「そこまで挙式にこだわりはないけど、海が見えるロケーションでやりたいな」ぐらいの方におすすめです。こだわりたっぷりの方はハワイを選びましょう。
買い物ができるお店はハワイの方が多い
観光地としてハワイの方が大きく充実しているので、お店の数もハワイの方が多いです。
日本人が多いので、the海外!という印象は受けないことも?
日本人観光客が多いので、日本語が普通に通じます。海外旅行に慣れていない方には安心ポイントですが、海外旅行に慣れている方には物足りなく感じてしまうかもしれません。プーケットやバリの方が「海外に来た!」という印象を持つことができるかもしれません。
グアムの結婚式場の選び方
情報収集を徹底!1日で決めないこと
グアムの結婚式と言っても、数はたくさんあります。どれもいいので選べません!(笑)
よく「1日で決めた」「1つめのチャペルが素敵だったから即決した」という声を聞きますが、即決は絶対やめましょう。
特に、お得にグアムの結婚式をあげたい方は、調べ尽くすことは必須です。
いくつか会社を回っていると特徴や相場観がつかめます。結婚式の代金は、挙式料金だけでなくオプション費用もかなり差がでます。節約したいからと言って、自分たちが満足いかない結婚式だと悲しいですよね。
自分たちがやりたい式はどれくらいの費用がかかるのか?
まずは、徹底的に情報収集してみましょう。各社それぞれ価格設定はバラバラ。5万円~10万円程度差がでることも珍しくありません。その積み重ねで結婚式の総額はスゴイことになります。
情報収集がしやすかったところ
まずは、ウエディングフェアや無料相談を利用してみると、結婚式場に限らず、さまざまな情報を一度に得ることができました。
私たちはこのサービスを使って、結婚式の準備の流れやリゾート婚の特徴(グアムやハワイや沖縄などの比較)、お金の相場、結婚指輪などの情報もいろいろと教えていただきました。
自分たちの希望を伝えると提携先の結婚式場でおすすめの会場について紹介していただけます。もちろん、相談料は無料。これらの会社は紹介料が結婚式場から入るので、私たちお客側から費用をもらわなくてもサービスを提供することができます。
気に入った会場があれば、その会場を取扱うプロデュース会社を紹介され、詳しい案内をしていただく流れです。
気に入った会場が見つかったら、どこで申込みをするかも検討すべし
気に入った会場があった場合、どこで申込みをするかも検討しましょう。価格が同じでも、キャンペーンの内容が各社異なります。A社はビーチフォトが無料だけど、B社は有料。でも、B社はドレスのグレードが5万円高い……など、細かい内容は若干異なることがあるようです。
私たちは、さんざん比較検討し、小さな結婚式を利用することにしたのですが、取扱いがあるHISで申込みをするか、小さな結婚式に直接申込むか悩みました。
結婚式会場は早い者勝ちの椅子取りゲームのようなもの。日柄が良い日程や土日の午前中は人気のため、どんどん予約が入ってしまいます。限られた時間のなかで比較検討するのは大変ですが、数万円から数十万円の差が生まれるので、がんばりどころです!
とりあえず、申込みをして会場を抑えるのもあり
会場を抑える際は、下記の手続きが必要になります。
- お申込書を提出
- お申込金を入金
お申込書は、新郎新婦の情報を記入すれば良いので特に問題はありません。しかし、お申込金は10万円程度入金しなければならないケースが多く、即決するにはハードルが高い金額でした。
また、申込金は結婚式費用に充当されるものなので、一度入金してしまうと、キャンセルをしても原則返金されません。
ただ、確定前にも良い会場が出てくるケースもあります。私たちも1件だけありました。「今、決めきれない(もう少し情報収集したい)けど、この会場とってもいい!!」「今、申込手続きをすれば挙式費用が半額キャンペーンが適用される!(明日になったら適用外)」
今、確定はできてないけど、とってもいい会場だから抑えてしまおう!と、申込書に記入し手続きを行いました。

申込手続き中
入金期限は申込書提出の5日後。つまり、5日間は入金手続きをせずに、会場を押さえることが可能でした。ご迷惑をかけてしまうことは事実なので、あまりやらない方がいいことですが、とりあえず、お申込みをしても入金期限前に答えが出せるのであれば問題ありません。
私たちは他の会場にしてしまったので、丁重にお詫びをして申込みをキャンセルさせていただきました。入金手続き前だったので、キャンセル費用もかからず破棄することができました。
まとめ
グアムの結婚式は、近い・安い・ハードルが低いという特徴があります。海外に慣れてない両親や忙しい社会人の参加者がいる場合、おすすめの結婚式会場です。雨季があるため、結婚式をあげる時期選びには注意して検討していくとよさそうです。
以上、「家族旅行もかねた結婚式はグアム挙式が超絶おすすめ」でした!海外で結婚式を検討している方の参考になれば幸いです。